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ローコード開発にかかる費用相場は?メリット・デメリットやおすすめツールを紹介

更新日:2023年12月7日

ローコード開発は、必要最低限のプログラミングでアプリを開発できる手法です。


従来のフルスクラッチ開発に比べて、開発期間やコストを大幅ダウンさせながら、高度なWebシステムを開発できるメリットがあります。


ローコード開発であれば、本来数百~数千万円かかるシステム開発の費用を、3分の1程度に抑えることが可能です。


当記事では、ローコード開発にかかる費用相場や、メリット・注意点について解説します。自社開発する場合のおすすめツールも紹介するので、ぜひ参考にしてください。


ローコード開発の費用相場


ローコード開発の費用相場

ローコードでは、あらかじめ用意されているパーツを組み合わせて開発を進めるため、開発にかかる人件費を抑えることができます。


システム会社に受託開発する場合、ノーコードの相場とほぼ変わらず、数十万〜数百万円程度が一般的な相場です。

Webアプリ

80~300万円

HP

10~150万円

ECサイト

15~50万円

上記に加えて、独自システムやカスタマイズなど機能拡張が発生したときに、費用が追加になると考えておきましょう。


アプリをすべて自社開発する場合は、ツールの月額料金だけで開発することができます。


代表的なローコードツール「Power Apps」の料金プランは、以下の通りです。

アプリ単体のプラン

ユーザー単位のプラン

利用可能なアプリ数

​1

​無制限

​月額費用

1,090円

4,350円

システムに実装できる機能は、利用ツールや外注先のクオリティによって大きく変わってきます。そのため、開発ツールや開発会社は慎重に選ばなければなりません。


従来の開発方法の費用相場


通常のシステム開発(フルスクラッチ開発)は、オーダーメイドで完全オリジナルなアプリを0から開発する手法です。


フルスクラッチ開発でかかる費用相場は、以下の通りです。

​ECサイト

​60~400万円

予約管理サイト

80~500万円

コーポレートサイト

20~300万円

ただし、アプリの内容や規模、依頼するシステム会社によって大幅に変わってくるので、仕様次第では小さくも大きくもなります。


フルスクラッチ開発でかかる費用は、おもに以下の要因で決まります。

​人月×人月単価×開発期間(要件定義+機能設計+機能実装+テスト)

人月とは、開発に必要な1ヶ月の人員の数を指します。システムの要件によっても増減しますが、開発期間が長くなるほど、コストが増加することを把握しておきましょう。


また上記に加えて、サーバーレンタル料や保守運用のコストが発生します。


誰でもわかる!ノーコードとローコード

ローコード開発とは


ローコード開発とは

ローコード(LowCode)は、少ないコードの記述のみで、アプリケーションやソフトウェアを開発する手法を指します。


ローコードに似た言葉として「ノーコード」がありますが、ノーコードは誰でも簡単にシステム開発できる反面、実装できる機能が限定的なことがデメリットです。


一方ローコードは高い拡張性を持ち、必要に応じてコーディングしていくことで、独自機能の追加など柔軟にカスタマイズできます。


ノーコードとフルスクラッチ両方のメリットを兼ね備えているため、「コストを抑えつつ、さらに高度なアプリを開発したい」という方におすすめです。


ローコード開発がトレンドな理由


ローコード開発は、さまざまな業務を自動化し、急速なIT化の拡大に対応できることで、需要が高まっています。


他にもローコード開発は、以下のような需要から注目を集めています。


  • 業務システムのIT化

  • システム開発人材の不足

  • 短納期のハイスピード開発


近年、業務のIT化が広がるとともに、システム開発者が不足し始めているのが現状です。


ローコード開発であれば、高度な専門知識やスキルがなくても、ある程度プログラミング知識や経験があれば、システムを開発できます。


さらに、短期間で開発や修正に迅速に対応できるため、顧客ニーズを的確に満たすことが可能です。


ローコード開発のメリット


ローコード開発には、以下のようなメリットがあります。


  • 開発コストや期間の削減

  • 高度なシステムを開発できる

  • 既存システムと連携が可能


ここでは、それぞれのメリットについて解説します。


開発コストや期間の削減


ローコード開発は、必要最低限のプログラミングで開発できる手法です。そのため、開発にかかるコストや期間を大幅に削減することができます。


システム開発会社にフルスクラッチで開発を外注すると、数百〜数千万円の費用がかかることがほとんどです。


一方、ローコード開発であれば、数十〜数百万円の費用でシステム開発を実現できるため、開発費用を大幅に抑えられます。


また開発環境を構築する必要がなく、パーツを組み合わせてシステムを構築するため、開発期間の削減も可能です。


高度なシステムを開発できる


ローコード開発は、コードの記述による機能拡張や細かなカスタマイズが行えます。


実装したい機能がツールで提供されていなくても、プログラミングを組み合わせることによって、必要な機能を補うことが可能です。


ローコード開発を上手く活用することで、フルスクラッチに劣らない高いクオリティでWebシステムを開発できるでしょう。


ローコードは、フルスクラッチ開発とノーコード開発の両方のメリットを持ち合わせています。


既存システムと連携が可能


ローコード開発ツールの多くには、外部ツールや他のソフトウェアと連携できる機能がはじめから搭載されています。


連携機能を活用することで、社内の既存システムと連携する独自の業務システムの構築が可能です。


ローコードで業務システムを開発することで、業務効率化や自動化につながります。


ローコード開発のデメリット・注意点


ローコード開発には、以下のようなデメリットがあります。


  • 大規模で複雑な開発には不向き

  • 初心者には難しい

  • プラットフォームに依存する


ここでは、それぞれのデメリット・注意点を解説します。


大規模で複雑な開発には不向き


ローコード開発は、フルスクラッチのような大規模かつ複雑なシステム開発には不向きな一面があります。独自システムの追加や機能拡張において、ローコードで対応できない範囲があるためです。


しかし、現在ではローコードによる高度なWeb開発も実現しています。フルスクラッチ開発にも劣らないクオリティで開発できるケースもあるでしょう。


かなり高性能な機能を求めない場合は、ローコードによる開発で十分といえます。


ローコードで開発したシステムのクオリティは開発者に依存するため、開発実績・事例が豊富なシステム会社に依頼しましょう。


初心者には難しい


ローコードは、最低限コードを記述して開発していくため、ノーコードのようにプログラミングの知識やスキルが一切不要というわけではありません。


機能拡張や独自システム追加など、要望に沿ってカスタマイズできる一方で、プログラミングの知識が全くない初心者にとっては難しい開発手法です。


システム設計や開発の工数計算を行う必要があり、基本的なプログラミングの知識やスキルを持つIT人材が必要になります。


そのため、システム会社として実績を持つ、ローコード開発を提供する会社への受託開発がおすすめです。


プラットフォームに依存する


ローコードで開発したサービスは、開発環境や保守運用を依頼する会社に依存します。


つまり、ツールがサービス終了した場合に保守運用が難しくなったり、利用料金の値上げが生じた場合にコストが増加する可能性があるのです。


また、ローコードでは独自のセキュリティ対策を施すことができないため、システムセキュリティもプラットフォームに依存します。


そのため、ローコード開発を行う際は、豊富な開発実績を持ったうえで、信頼性・安定性の高いツールを活用している会社を選ぶことが重要です。


おすすめのローコード開発ツール


おすすめのローコード開発ツール

ローコードを自社開発する場合は、ローコード開発ツールの利用が必要不可欠です。


ここからは、代表的なおすすめのローコードツールを紹介します。


「社内で導入を検討している」「ローコードを試してみたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてください。


Microsoft Power Apps


Power Appsは、Microsft社が提供する、ビジネスユーザー向けのローコード開発ツールです。ドラッグ&ドロップの簡単な操作でシステムを構築できます。


既存のMicrosoft製品と同様の感覚で使用できるため、導入のハードルも高くありません。またセキュリティ対策も問題ないといえるでしょう。


単体契約か、Microsoft 365もしくはOffice 365と契約することで使用できます。


Kintone


kintoneは、自社業務に合わせたシステムを作れるノーコード・ローコード開発ツールです。


部署や業務別に100種類以上のアプリのテンプレートが用意されており、実際に操作しながら柔軟に作り変えることができます。


プラグラインや外部システムを併用することで、ツールの機能をより柔軟に拡張可能です。


標準機能の範囲で利用する場合はノーコードとして、プラグインやAPI連携でカスタマイズすることでローコードとして活用できます。


AppSuite


Appsuiteは、業務処理のシステム化に特化したローコード開発ツールです。


「1.サンプルアプリを選択」「2.自社用にカスタマイズ」「3.業務に活用」「4.情報を共有」の4ステップで、簡単に業務アプリを作成できます。


蓄積されたデータを集計してグラフ化することで、社内の情報共有や分析・報告に利用することも可能です。


以下の資料では、ノーコード開発のセキュリティーについて詳しく解説。


  • ノーコードとローコード開発のセキュリティの違い

  • セキュリティ対策の基本

  • システム開発の際のセキュリティ面の比較


ノーコード開発の実現性やセキュリティ含めた安全面、パフォーマンス等の不安を払拭したい方はぜひご参考ください。

ローコード/ノーコード開発のセキュリティ対策

まとめ


ローコード開発は、数十万~数百万円の費用で、独自システムの開発や柔軟なカスタマイズが行える手法です。


フルスクラッチ開発に比べて大幅にコストダウンできる手法でありながら、高度なWebシステムを開発できるでしょう。


ローコードを受託開発する場合は、開発実績を確認して信頼性の高いシステム会社に依頼することが重要です。


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