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【目的別】おすすめのノーコード開発ツール8選|メリットや注意点、ツールの選び方を解説
更新日:2月10日
アメリカのGAFA※が主導しているノーコード開発は、近年日本でも多くの企業が取り入れています。
ノーコード開発は、プログラミングの知識やスキルがなくてもシステム構築ができ、業務の効率化やDX化、IT人材不足の解消につながります。
ノーコード開発をするには、ツールの利用が必要不可欠です。当記事では、ノーコード開発ツールを使うメリットやツールの選び方、目的別のおすすめツールについて解説します。
ノーコード開発に興味がある方をはじめ、「ノーコード開発ツールの選び方がわからない」「おすすめのツールが知りたい」という方はぜひ参考にしてください。
※「Google」「Amazon」「Facebook(現Meta)」「Apple」の4つの会社の頭文字
ノーコード開発ツールとは

ノーコード開発ツールとは、ソースコードを書かずにWebサービスやアプリを開発できるツールのことです。
プログラミングに必要なソースコードの記述なしで、用意されたパーツをドラック&ドロップで配置するだけでシステムの構築ができます。
これまでは専門スキルや知識を持ったエンジニアやプログラマーが、ソースコードを用いてプログラムを書く必要がありました。
ノーコード開発ツールを使用することで、プログラミングに関する専門知識がない人でも簡単にシステム構築が可能です。
WebサイトやECサイトの構築にくわえ、業務効率化を目的としたノーコードを導入する企業も増加しています。
ノーコード開発ツールを使うメリット

ノーコード開発ツールには以下の3つのメリットがあります。
コストを抑えられる
感覚的に反映できる
開発からリリースまでが早い
ここでは3つのメリットをそれぞれ解説します。
コストを抑えられる
ノーコード開発ツールは、無料で始められるサービスが多くあります。
ツールによって制限はあるものの、気軽に始めやすく初期費用のコストがかかりません。
また開発にかかる人的コストも削減でき、プログラミング言語や技術の取得にかかる学習コストも抑えられます。
感覚的に反映できる
ノーコード開発ツールは、あらかじめ用意されているパーツやテンプレートを用いて、ドラッグ&ドロップなど簡単な操作でシステムを構築できます。
プログラミングの知識やスキルが少ない人でも、イメージを感覚的に反映して開発が可能です。
「コストをあまりかけられないが、自社に合わせたシステムを構築したい」という場合でも、アイデアをもとに開発できるメリットがあります。
開発からリリースまでが早い
ノーコード開発ツールを使用することで、システム構築の工数を大きく削減できます。
通常なら数ヶ月かかるアプリやWebシステムの開発であっても、数日から数週間程度でリリースできるケースもあるでしょう。
また開発後のアプリの改善や修正もスピーディーに対応できる点も特徴です。「急ぎで業務のデジタル化を行いたい」という場合にも適しています。
ノーコード開発ツールの選び方

ノーコード開発ツールにはさまざまな種類があります。社内で利用する目的や自身のレベルなど、いくつかの基準をもとにツールを選定しましょう。
ここでは、ノーコード開発ツールの選び方について解説します。
目的に適しているか
ノーコード開発ツールは、サービスごとに対応領域が異なるので、まずはどのような目的でツールを使用するのかを確認しましょう。
Webサイト・ホームページ制作
アプリケーション
ECサイト
業務効率化ツール
ノーコード開発ツールは、テンプレートやコンポーネントをドラッグ&ドロップで組み合わせる操作が基本です。ただし、それぞれの対応領域ごとに機能は異なります。
たとえば、WebサイトやHP制作に特化したツールでは、SEOやCMSの機能を搭載しています。ECサイト制作に対応しているツールなら、在庫管理や受注管理といったEC機能が備わっているでしょう。
まずは、ツールの機能や対応範囲が利用目的と適しているかを確認する必要があります。
社内のシステムと連携できるか
既存の社内システムと連携ができるかもチェックするといいでしょう。
ノーコード開発ツールでは、主に以下のような連携システムがあります。
カレンダー
顧客管理システム
決済システム
プロジェクト管理ツール
SNS
どのようなシステムと連携できるかはツールによって異なるので、事前に連携したい機能について確認しておきましょう。
テンプレートは豊富か
ノーコード開発では、パーツやテンプレート、コンポーネントを組み合わせてシステムを構築します。
イメージや理想に沿ったWebサイトやアプリを開発するには、テンプレートの種類が豊富かどうかが重要です。
こだわったシステムを構築したい場合は、より多くのテンプレートを活用できるツールを選定しましょう。
サポートは充実しているか
ノーコード開発ツールは簡単な操作で開発ができるものの、運用や設計の段階でつまずいたり、サポートが必要になるケースもあるでしょう。
サポートの有無や対応範囲、マニュアルの分かりやすさなどをチェックしたうえで、サポート体制が整っているサービスを選ぶのをおすすめします。
現状は海外製のツールが多い傾向ですが、英語での対応が必要になる場合もあります。あらかじめ日本語に対応しているかも確認しておきましょう。
【目的別】おすすめのノーコード開発ツール8選
ノーコード開発ツールは、システムを構築する目的別に選定しましょう。
ここでは、「Webサイト・アプリ開発」「ECサイト構築」「業務効率化」の3パターンに分けて、おすすめのノーコード開発ツールを紹介します。
どのツールを選べばよいか分からないという方はぜひ参考にしてください。
Webサイト・アプリ開発
ここでは、Webサイト制作やアプリ開発に特化したノーコード開発ツールを3つ紹介します。
Bubble

Bubbleは、ドラッグ&ドロップで高度なWebアプリを開発できるツールです。
世界的に最も人気のあるノーコード開発ツールで、利用ユーザーは200万人を超えます。
Bubbleでは、Webアプリやスマホアプリ・Webサイト・ECサイトの開発に対応しており、とくにWebアプリ開発に適しています。
ノーコード開発ツールの中でもカスタマイズ性が高いものの、操作が難しく上級者向けであることを頭に入れておきましょう。
Adalo

Adaloは、Webアプリやネイティブアプリの制作に特化したノーコード開発ツールです。
初心者でも扱いやすい操作性で、ドラッグ&ドロップで誰でも簡単にシステムを構築できます。
Adaloはプログラミングの知識や経験が浅い方や、アプリ開発をしたい方におすすめです。
Click

Click(クリック)は、Nocode Japan株式会社がリリースする、アプリ開発に特化したノーコード開発ツールです。
無料でアプリが開発でき、有料プランでは開発したアプリをストアにリリースできるようになります。
日本語に対応しており、高い頻度でアップデートが行われているので使いやすく、今後も期待できるツールのひとつです。
さまざまなサービスのAPI連携にも対応しているので、業務効率化にも役立ちます。
ECサイトの構築
ここでは、ネットショップなどECサイトの構築に適した、おすすめのノーコード開発ツールを紹介します。
Shopify

Shopifyは、中〜大規模のネットショップ・ECサイト構築に向いたノーコード開発ツールです。
在庫商品・ダウンロードコンテンツ商品・ドロップシッピングなどが販売可能です。
拡張性の高さが特徴で、SEO施策・配送指定・商品レビュー機能などの拡張機能を追加することもできます。
世界的にも最もシェアされており、将来的に海外展開を考えている場合におすすめです。
BASE

BASEは、小〜中規模のネットショップ・ECサイト構築に向いているノーコード開発ツールです。
決済ごとに手数料が3%+40と3%がかかるシステムになっており、初期費用や固定費用がかかりません。そのため、初期投資の金銭的なリスクを回避できる点がメリットです。
レビュー機能やクーポン発行、送料のオプションなどさまざまな機能を搭載しており、各種SNSとの連携販売もできます。
業務効率化
ここでは、社内の業務効率化を目的とした、ノーコード開発ツールを紹介します。
Appsheet

Appsheetは、Googleが提供するノーコード開発ツールです。
社内の業務効率化やワークフロー改善のためのアプリ開発を目的としています。Googleのクラウドサービスと親和性が高く、既存のデータベースやファイルからデータ連携が可能です。
既に社内でGoogleサービスを多用している場合はもちろん、Google以外のデータソースも使えるので、無理やりデータを移行する必要もありません。
Platio

Platio(プラティオ)は、自社の業務に合わせたモバイルアプリ開発ができるノーコード開発ツールです。
100種類以上のテンプレートから選ぶだけで、幅広い業務に合わせたアプリを作成できます。自社にマッチしたカスタマイズをすることで、現場業務の効率化・デジタル化が期待できるでしょう。
初期費用の負担もなく、月額2万円からと低コストで運用できるのも魅力です。
Airtable

Airtableは、クラウド型のデータベース管理に特化したノーコード開発ツールです。
ExcelやGoogleスプレッドシートと似ているため、表計算ツールに慣れている人であれば直感的に操作できます。
作成したデータベースからWebアプリやスマホアプリを開発でき、既存のExcelやスプレッドシートのデータをインポートして活用することも可能です。
ノーコード開発ツールを利用する際の注意点

ノーコード開発ツールは、誰でも気軽にシステム構築ができるツールです。しかし、デメリットや注意点もいくつかあります。
ここでは、ノーコード開発ツールを利用する際の注意点について解説します。
本格的な開発には不向き
ノーコード開発は、元々ツールで用意されている機能でしか対応できないケースが大半です。
そのため、大規模な開発や細かな機能には対応できないこともあります。またプログラミングに慣れている人にとっては、自由度や拡張性に不満を感じるかもしれません。
ノーコード開発で対応できない範囲であれば、無理に進めようとせず、通常のシステム開発を依頼するとスムーズです。
しかし、昨今ではノーコードツールも進化をしており、現状ノーコードのBubbleは、複雑なサービス(Saasサービスや社内の業務改善サービス等)も開発が可能になっております。
プラットフォームに依存する
ノーコード開発は、利用するツールに依存した開発です。
ツールの提供元がツールの利用料を値上げしたり、サービスを終了したりする可能性も考えられます。
サービスが終了した場合はシステム移行の手間がかかり、移行先によってはシステムを構築し直さなければなりません。
利用するプラットフォームに依存しやすいことから、安定性の高いツールの選定をすることが重要です。
アプリの実行速度が遅い
ノーコードツールで開発したアプリは、プログラミングで開発したアプリに比べて実行速度が遅いことがほとんどです。
内部で生成されるコードに余計なコードが含まれていたりなど、ソースコードが最適化されていないことが原因として挙げられます。
アプリの動作が遅いとユーザーに不快感を与えてしまうこともあります。
一方、昨今のノーコードツール自体が進化を続け、各社パフォーマンスの強化をし続けているので、すごく遅いイメージを持たない人も増えています。
まとめ
ノーコード開発ツールを活用することで、Webサイトやアプリ制作・ECサイトの構築・業務効率化につながります。
ノーコード開発ツールは、自社が開発する目的や用途を洗い出し、それに応じた機能が備わっているツールを選ぶことが重要です。
c3reve(シースリーレーヴ)では、アプリ開発やWebサービスなどのノーコード開発を、低コスト&ハイスピードで受託します。
希望に沿ったノーコード開発を実現するだけでなく、企画の提案から運用サポートまで対応。まずはこちらからお気軽にご相談・お見積りください。
さいごに
シースリーレーヴでは企画からデザイン・開発まで、Webサービスやアプリの受託開発に関する相談、開発を承っております。
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ノーコードに関するお役立ち資料もございますのでぜひご参照ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!