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ノーコードツールBubbleとは?特徴・料金・使い方を解説
更新日:2月10日
ノーコードツールBubbleは、世界で最も人気の高いノーコード開発プラットフォームです。ノーコード開発を検討している方は、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
2022年7月には、BubbleとMicrosoftがパートナーシップを発表したことでも注目を集めています。
当記事では、ノーコードツールBubbleの特徴やメリット・デメリット、注意点について解説します。Bubbleの使い方やよくある質問についても回答するので、ぜひ参考にしてください。
ノーコードツールBubble(バブル)とは

ノーコードツールBubble(バブル)とは、アメリカに本社を置くBubble Group,inc.が提供するノーコード開発プラットフォームです。
利用ユーザー数は200万人を超え、数あるノーコードツールの中でもトップクラスの人気を誇ります。
Bubbleでは高度なWebアプリを開発できるうえに、開発速度やコストを抑えることが可能です。このような特徴から、経営者やスタートアップから多くの注目を集めています。
Bubbleでは何ができる?
Bubbleは自由度やカスタマイズ性が高く、柔軟な開発ができます。
Bubbleでは、以下のようなプロダクトが開発可能です。
Webアプリ
スマホアプリ
ネイティブアプリ
Webサイト
ECサイト
中でもWebアプリ制作に適しており、高度なアプリ開発が可能です。Webサイトを制作する場合は、SEOに弱いため対策が必要といえます。
ノーコードツールBubbleのメリット

Bubbleには、おもに以下のようなメリットがあります。
コードの記述が不要
デザイン・機能の自由度が高い
無料から利用できる
ここでは、それぞれのメリットを解説します。
コードの記述が不要
Bubbleはノーコードツールであるため、ドラッグ&ドロップをメインとした簡単な操作で、コードの記述なしで開発が可能です。
通常のプログラミングではすべての機能をコードで実装するため、設計からリリースまで少なくとも数週間~数ヶ月はかかります。
ノーコード開発であれば、プログラミング言語の知識がなくても、高度なオリジナルアプリを短期間で制作可能です。
デザイン・機能の自由度が高い
ノーコード開発は、ツールに用意されたパーツやテンプレートを使用してシステムを構築していきます。
多くのノーコードツールでは、テンプレートの数が限られており、レイアウトが固定されていることがほとんどです。
一方で、Bubbleはデザインや機能の自由度が高く開発できます。カスタマイズ性が高く、ノーコードとは思えないほどの高度なWebシステムが構築可能です。
レスポンシブデザインにも対応しているため、パソコン・タブレット・スマホなどあらゆるデバイスに対応できます。
無料から利用できる
Bubbleには4つの料金体系があり、無料プランからスタートできます。
無料プランでは、テストリリースのみ・データベースのレコード数制限・API連携ができない・ファイルストレージが0.5GBまでといった制限があります。
実際の操作感や、開発からテストリリースまでの流れを試したい方は、まずは無料プランから始めるのがおすすめです。
ノーコードツールbubbleのデメリット・注意点
Bubbleを利用する際には、デメリットについても目を向けておきましょう。
日本語対応していない
初心者には難易度が高い
アプリの実行速度がやや遅い
ここでは、それぞれのデメリットや注意点を解説します。
日本語対応していない
ノーコードツールBubbleは、操作画面やサポートが英語表記となっています。
設定画面に翻訳機能があり、「Japanese」を選択することもできますが、一部しか日本語化されません。
しかし、使用されている英語は固定化されているため、その都度勉強すれば、数週間~1ヶ月ほど勉強すれば慣れてくるでしょう。
英語に苦手意識がある場合でも、それほど心配する必要はありません。
初心者には難易度が高い
ノーコードは簡単というイメージを持つ方も多いですが、Bubbleは難易度が高いツールです。
自由度が高く柔軟な開発ができる一方で、ノーコードツールの中でも最も難しいといっても過言ではありません。
基本的なプログラミング知識や、プログラミング的思考力は必要となります。まずは「Progate」や「Udemy」といったオンラインサービスで学習するのもよいでしょう。
またBubbleによる高度な受託開発を依頼するのもおすすめです。
アプリの実行速度がやや遅い
Bubbleに限らず、ノーコードで開発したアプリは実行速度が遅い傾向にあります。
しかし、あくまで少し遅くなる程度なので、ユーザーに負担がかかるほどではありません。
開発に携わるエンジニアによっても差が出てくるため、優秀なエンジニアに発注する必要があるといえます。
ノーコードツールBubbleの料金プランの比較
Bubbleには、無料プランを含めて4つの料金プランがあります。
プランごとの料金や特徴は以下の通りです。
プラン | Free | Personal | Professional | Production |
料金 | 無料 | $29/月 $25/年 | $129/月 $115/年 | $529/月 $475/年 |
バックアップ期間 | - | 7日間 | 30日間 | 1年間 |
ファイルストレージ | 0.5GB | 10GB | 30GB | 50GB |
複数人での開発 | - | - | 2人まで | 15人まで |
おすすめの方 | Bubbleを試したい方 | 本格的に開発をしたい方 | 中規模の開発をしたい方 | 大規模の開発をしたい方 |
有料プランでは、アプリのリリース・独自ドメイン・API連携が可能です。目的や用途、使い方に応じてプランを選択しましょう。
ノーコードツールBubbleの導入事例
ここからは、シースリーレーヴで実際にノーコードツールで開発したアプリを紹介します。
電話帳型病院検索サービス「Ambulance-net.JP」
Ambulance-net.JPは、医療機関での迅速な患者搬送を実現するための、救急隊向け電話帳型病院検索サービスです。
病院の受け入れ情報をリアルタイムに共有でき、登録された報告内容に応じて、マップ表示によって可視化できます。
救急隊向けのサービスであることから、サービスの安定性を重視する必要がありました。
ノーコード開発は滞在的なバグが少なく、障害が発生しにくい傾向があることから、Bubbleによる開発を採用したようです。
(参考:PR TIMES「より迅速な患者搬送を支援する救急隊向け「電話帳型病院検索サービス」をノーコードにて開発リリース。リアルタイムでの医療機関受け入れ情報確認を可能に。「https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000034517.html」)
二択画像投票サービス「twinq」
twinq(ツインク)は、ワンタップで質問を投稿&回答できるサービスです。写真を使って二択の質問を作成して、不特定多数のユーザーから回答を得ることができます。
ツインクでは年代・職業・地域・年収などを設定でき、投票結果ページでは各項目ごとにグラフで比較し分析することも可能です。
制限がなく、作りたい機能をほとんど実現できることからBubbleでの開発を選択しました。
開発期間はわずか2ヶ月、開発人数は1、2名と低コスト・ハイスピードでありながら、システム開発に劣らないクオリティを実現しています。
(参考:PR TIMES 【ノーコードツールBubbleで開発!】みんなのキモチを知れる投票サービス「ツインク」好評につきスマホアプリ版をリリース。「https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000034517.html」)
ノーコード・ローコード開発「一括見積もりサービス」
ノーコード開発をしている発注先を一括で検索・紹介できる、日本最大級のノーコード開発相談サイトです。
Webサイト・スマホアプリ・ECサイトなどをはじめとする16のカテゴリーから検索可能。複数の開発会社を比較して、一括見積もりやスムーズなマッチングができます。
このサービスは、以下を目的としてリリースされました。
多くのノーコード・ローコード開発企業を集め、広く認知させる
ノーコード・ローコードの適正価格を市場に広げる
今までにない価値あるサービスが高速で生まれる場所を提供する
(参考:PR TIMES 【日本初!】ノーコード・ローコード開発専門の一括見積もりサービスのβ版をリリース。先行して受注したい企業様募集中!「https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000034517.html」
ノーコードツールBubbleの使い方

Bubbleを初めて利用する方に向けて、始め方を解説します。
アカウントを作成する
まずはBubbleの公式サイトにアクセスして、アカウントを作成しましょう。
画面中央にある「Get started for free」をクリックして、Googleアカウントまたは、メールアドレス&パスワードを設定して「Get started」をクリックします。
プライバシーポリシーが表示されるので「I agree Bubble’s terms…」と書かれた青いボタンをクリックして同意。
アンケートに答える
利用目的に関するアンケートが表示されるので、適当なものを選択しましょう。
「Next」で進み、最後に「Submit」をクリックすると、アカウント作成が完了します。左下の「Skip」をクリックすることでアンケートをスキップすることも可能です。
開発・チュートリアルを進める
アカウント作成が完了したら、エディター画面が表示されます。ここからアプリ開発を進めることが可能です。
Bubbleでは12個のチュートリアルが用意されており、機能や操作方法を一通り学ぶことができます。まずは試しに触ってみるといいでしょう。
Bubbleのよくある質問
ここからは、Bubbleのよくある質問について回答します。
ゲームアプリは開発できる?
Bubbleでは高度なゲームアプリ開発はできません。
ゲームアプリ開発にはまったく特化していないため、ノーコードでゲーム開発したい場合は、他のノーコードツールを利用しましょう。
ノーコードでゲーム開発を行うには、Buildboxの利用がおすすめです。
Bubbleのセキュリティは大丈夫?
問題ありません。
Bubbleではセキュリティに関するページが公開されており、万全な対策がされていることを名言しています。
ただし、情報漏洩などのリスクを回避するためには、信頼のおける開発会社に依頼することは大前提です。
Bubble開発を依頼する会社の選び方は?
信頼性が高く、導入・開発実績の高い会社を選びましょう。
アプリの内容や実行速度、セキュリティなど、クオリティの高い開発ができるかどうかは、エンジニアによって大きく差が生まれます。
システム開発の実績が豊富にある・権威性がある・ブログやSNSで発信していることをポイントに、依頼する会社を選ぶのがおすすめです。
シースリーレーヴは、2022年4月にBubbleの正規代理店として認定されました。信頼できるシステム会社をお探しの方は、ぜひご検討ください。
まとめ
ノーコードツールBubbleは、高度なWebアプリを開発できることが強みです。
デザインや機能の自由度・拡張性が高く、他のツールに比べて非常に高クオリティなシステムが構築できます。
有料プランの利用を検討している方は、まずは無料プランを試してみるのもいいでしょう。
さいごに
シースリーレーヴでは企画からデザイン・開発まで、Webサービスやアプリの受託開発に関する相談、開発を承っております。
またシステム開発もできる弊社だからこその技術で、圧倒的な短納期・低価格ながら高パフォーマンスなサービスを実現いたします。
どんなお悩みでもまずはぜひ一度ご連絡ください。解決の糸口を必ず見つけ出します!
実際に開発してみたいけれど、予算は?こんなサービスを作りたいけどノーコードでできるのか?最短でどれくらい?どんな小さなことでも、ぜひお気軽にご相談下さい。
技術スタッフがご相談させて頂きます!
ノーコードに関するお役立ち資料もございますのでぜひご参照ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!