はじめに
近年、ノーコード・ローコード開発の注目が高まっています。ノーコード・ローコード開発とは、プログラミングの知識や経験がなくても、アプリやWebサイトなどの開発を行うことができる技術です。
その中でも、FlutterFlowは、Googleが提供するノーコードアプリ開発プラットフォームです。FlutterFlowを使えば、プログラミングの知識や経験がなくても、直感的な操作で高品質なアプリを開発することができます。
この記事では、FlutterFlowの概要や特徴、使い方、料金などについて、わかりやすく解説します。また、ノーコード・ローコード開発の可能性についても触れていきます。
FlutterFlowに興味のある方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
FlutterFlowとは
FlutterFlowとは、Googleが提供するノーコードアプリ開発プラットフォームです。FlutterFlowを使えば、プログラミングの知識や経験がなくても、直感的な操作で高品質なアプリを開発することができます。
FlutterFlowの特徴は、以下のとおりです。
プログラミングの知識や経験がなくても、アプリ開発ができる
ネイティブアプリに近いパフォーマンスを実現できる
豊富なテンプレートとウィジェットが用意されている
Firebaseとの連携が可能
プログラミングの知識や経験がなくても、アプリ開発ができる
FlutterFlowは、ブロックベースのUIエディターを採用しています。ブロックを組み合わせることで、直感的に画面レイアウトや機能を作成することができます。そのため、プログラミングの知識や経験がなくても、アプリ開発を行うことができます。
ただし、一部の機能については、プログラミングの知識や経験が必要になります。たとえば、サーバーサイドのロジックを追加する場合や、Firebaseなどの外部サービスを連携する場合などは、プログラミングの知識や経験が必要になります。
ネイティブアプリに近いパフォーマンスを実現できる
Flutterは、ネイティブアプリに近いパフォーマンスを実現できるフレームワークです。そのため、FlutterFlowで開発したアプリは、ユーザーに快適な操作性を提供することができます。
豊富なテンプレートとウィジェットが用意されている
FlutterFlowには、豊富なテンプレートとウィジェットが用意されています。テンプレートを使えば、簡単にアプリのベースを作成することができます。また、ウィジェットを使えば、画面にさまざまな機能を追加することができます。
Firebaseとの連携が可能
FlutterFlowは、Firebaseとの連携が可能です。Firebaseは、Googleが提供する開発プラットフォームです。Firebaseと連携することで、ユーザー認証やデータベースなどの機能を簡単に追加することができます。
このように、FlutterFlowは、ノーコードツールでありながら、一部の機能については、ローコードツールとしての機能を備えています。
ノーコードツールは、プログラミングの知識や経験がなくても、アプリやWebサイトなどの開発を行うことができる技術です。一方、ローコードツールは、ノーコードツールよりも、プログラミングの知識や経験が必要になります。
FlutterFlowは、ブロックベースのUIエディターを採用しているため、ノーコードツールとして、直感的な操作でアプリ開発を行うことができます。ただし、一部の機能については、プログラミングの知識や経験が必要になります。
FlutterFlowは、ノーコードツールとローコードツールの両方のメリットを兼ね備えたツールです。そのため、プログラミングの知識や経験がなくても、高品質なアプリを開発することができます。
FlutterFlowの使い方
FlutterFlowは、直感的な操作でアプリ開発を行うことができるツールです。
アカウントの作成
https://flutterflow.io/ にアクセスし、右上の「Start for free」からFlutterFlowのアカウントを作成します。
GoogleアカウントまたはApple IDで、簡単に作成することができます。
アカウントを作成すると、以下のポップアップが表示されます。
このポップアップは、FlutterFlowでより良いサービスを提供するために、ユーザーの情報を収集するためのものです。
ポップアップに回答する際には、以下の点に注意してください。
個人を特定できる情報は入力しないようにしてください。
入力した情報は、FlutterFlowのプライバシーポリシーに従って取り扱われます。
ポップアップを閉じる場合は、右上の「閉じる」ボタンをクリックします。
ポップアップを閉じると、FlutterFlowのメイン画面が表示されます。
アプリのプロジェクトの作成
アカウントを作成したら、「Create new」ボタンを押してアプリのプロジェクトを作成します。
アプリの種類やプラットフォームを選択します。
まずはFlutterFlowのマーケットプレイス行ってみましょう。
その検索窓から「instagram」などで検索するとすぐに以下のようなテンプレートが見つかるはずです。
今回は「FlutterFlowgram」というテンプレートを使用してみます。
「Clone project」ボタンより作りたいプロジェクトの名前を入力して選択します。
画面レイアウトの作成&機能を追加・修正
ブロックベースのUIエディターで、ドラッグ&ドロップでウィジェットを配置します。
ウィジェットは、さまざまな種類が用意されています。たとえば、ボタン、テキスト、画像、リストなどがあります。
ウィジェットを配置する際には、ウィジェットのサイズや位置を調整することができます。また、ウィジェットの色やスタイルを変更することもできます。
ウィジェットに機能を追加するには、ウィジェットをクリックして、パネルを開きます。
パネルから、追加したい機能を選びます。
たとえば、ボタンウィジェットにクリックイベントを追加すると、ボタンをクリックしたときに、特定の処理を実行することができます。
アプリをデプロイ
アプリをデプロイすることで、実際にアプリを実行することができます。
デプロイをする前にまずは、正常に動作をするかテストを行いましょう。
FlutterFlowでは、以下の2つの方法でテストを行うことができます。
プレビュー
プレビューは、アプリをローカル環境で実行する機能です。
プレビューを行うには、画面右上の目のアイコンボタンをクリックします。
プレビューでは、iOSとAndroidのアプリを同時に実行することができます。
デバッグモード
デバッグモードは、アプリを実行しながら、コードを編集できる機能です。
デバッグモードを行うには、画面右上の「▶︎」ボタンを押しながら、マウスの右ボタンをクリックします。
デバッグモードでは、アプリの動作をリアルタイムで確認しながら、コードを編集することができます。
テストが完了したら、デプロイを行います。
デプロイを行うと、アプリがApp StoreやGoogle Playに公開されます。
FlutterFlowの料金
FlutterFlowの料金は、2023年9月15日時点で以下のようになっています。
無料版でできることもとても多く、デプロイ手前までは無料版で十分です。
無料版
FlutterFlowの無料版では、以下の機能を利用することができます。
Firebase連携
Screen Templates
Sample Apps
RunMode
TestMode
Firestore Content Manager
サードパーティ連携
Custom Widget/Functions
Custom APIs(2APIまで)
FlutterFlowの無料版では、Firebase連携やScreen Templatesなどの基本的な機能は利用することができます。
また、Sample AppsやRunMode、TestModeなどの機能を利用して、アプリの動作確認をすることができます。
Custom Widget/FunctionsやCustom APIsなどの機能を利用して、アプリの機能をカスタマイズすることもできます。
スタンダード版
FlutterFlowのスタンダード版では、無料版の機能に加えて、以下の機能を利用することができます。
ソースコードのダウンロード
APKのダウンロード
FlutterFlowのスタンダード版では、無料版の機能に加えて、ソースコードのダウンロードやAPKのダウンロードなどの機能が利用できます。
ソースコードをダウンロードすることで、アプリのソースコードを自由に編集することができます。
APKをダウンロードすることで、デバイスにアプリをインストールして動作確認することができます。
プロ版
FlutterFlowのプロ版では、スタンダード版の機能に加えて、以下の機能を利用することができます。
Github連携
AppStore/Google Play Storeへの簡単デプロイ
チャットでのFlutterFlow公式サポート
アプリを1クリックで翻訳する機能
FlutterFlowのプロ版では、スタンダード版の機能に加えて、Github連携やAppStore/Google Play Storeへの簡単デプロイなどの機能が利用できます。
Github連携することで、ソースコードをGithubに保存して、複数人で共同開発することができます。
AppStore/Google Play Storeへの簡単デプロイすることで、AppStoreやGoogle Play Storeへのアプリのリリースを簡単に行うことができます。
チャットでのFlutterFlow公式サポートを利用することで、アプリ開発に関する質問や相談をすることができます。
アプリを1クリックで翻訳する機能を利用することで、アプリの多言語対応を簡単に行うことができます。
チーム版
FlutterFlowのチーム版では、プロ版の機能に加えて、以下の機能を利用することができます。
請求管理
デザインライブラリの共有
FlutterFlowのチーム版では、プロ版の機能に加えて、請求管理やデザインライブラリの共有などの機能が利用できます。
請求管理を利用することで、チーム全体の利用料金を管理することができます。
デザインライブラリの共有を利用することで、チームでデザインシステムを共有することができます。
FlutterFlowの料金は、機能や利用人数によって異なります。
個人でアプリ開発を行う場合は、スタンダード版がおすすめです。
チームでアプリ開発を行う場合は、プロ版またはチーム版がおすすめです。
また、FlutterFlowでは、無料トライアルも用意されています。
無料トライアルを利用すれば、Standardプランの機能を無料で利用することができますので、ぜひ試してみてください。
FlutterFlowの可能性
アプリ開発の民主化
FlutterFlowは、ノーコード(プログラミング不要)でアプリ開発ができるツールです。そのため、プログラミングの知識やスキルがない人でも、簡単にアプリ開発を行うことができます。
これにより、アプリ開発の民主化が進み、より多くの人がアプリ開発に参加できるようになります。
アプリ開発の加速
FlutterFlowは、ドラッグ&ドロップで画面レイアウトを作成したり、コードを記述したりすることができます。そのため、従来のプログラミングによるアプリ開発に比べて、開発時間を大幅に短縮することができます。
これにより、ビジネスのスピードアップや、新たなアプリの開発につながります。
アプリ開発の多様化
FlutterFlowは、iOSとAndroidのアプリを同時に開発することができます。また、Webアプリやデスクトップアプリも開発できます。
これにより、アプリ開発の多様化が進み、より多くのニーズに対応したアプリを開発できるようになります。
FlutterFlowは、まだ開発が始まったばかりのツールですが、その可能性は非常に高いといえます。
今後も、FlutterFlowの機能やサポートが充実していくことで、さらに多くの人がアプリ開発に参加できるようになるでしょう。
まとめ
このブログでは、FlutterFlowの使い方、テンプレート、料金、可能性について解説しました。
FlutterFlowは、ノーコードでアプリ開発ができるツールです。そのため、プログラミングの知識やスキルがない人でも、簡単にアプリ開発を行うことができます。
FlutterFlowには、以下のメリットがあります。
誰でも簡単にアプリ開発ができる
開発時間を短縮できる
iOSとAndroidのアプリを同時に開発できる
FlutterFlowは、アプリ開発の民主化、加速、多様化を実現する可能性を秘めたツールです。
今後も、FlutterFlowの機能やサポートが充実していくことで、さらに多くの人がアプリ開発に参加できるようになるでしょう。
このブログが、FlutterFlowの使い方や可能性について理解する助けになれば幸いです。
また、FlutterFlowを活用して、ぜひオリジナルのアプリを作成してみてください。
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