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ノーコード開発ツール32選を徹底比較【2023年版】
更新日:10月27日
ノーコード開発(NoCode)は、従来のプログラミング開発で必須となるソースコードを一切記述せず、アプリ開発やシステム構築が行える手法です。
近年数多くの企業が取り入れており、業務の効率化やDX化、IT人材不足の解消につなげられます。ノーコード開発では、専用ツールの利用が必要不可欠です。
当記事では、おすすめのノーコード開発ツール32選を目的別に紹介します。ノーコードツールを比較するときのポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
・アプリ開発に適したノーコード開発ツール
・Webサイト制作に適したノーコードツール
・ECサイト構築に適したノーコードツール
・業務効率化に役立つノーコードツール
ノーコードツールとは?

ノーコードツールとは、システム開発などと比べ、コードを使わずにさまざまなアプリやサイトなどを構築できるツールです。
他にもローコードツールやフルコードツールなどがあり、これらのツールはカスタムに関する自由度が高いですが、まったくコード記入に知識がない方にとっては使いづらいでしょう。
利用する目的や、ノーコード開発でできること
ノーコードツールは、アプリ開発・Webサイト制作・ECサイト構築・業務効率化(データベース)などを目的とした開発に利用できます。
プログラミングなどの知識がなくても、アプリやサイトなどを開発できるので、実際にノーコードツールを導入している中小企業が増えています。
ノーコード開発ツールを比較するポイント

ノーコード開発ツールを比較するときは、以下をポイントにしましょう。
利用目的に合ったツールか
予算に適しているか
サポート体制は充実しているか
社内システムと連携できるか
ここでは、それぞれのポイントについて解説します。
利用目的に合ったツールか
利用するツールによって、機能やできることの幅は変わってきます。そのため、自社の開発や利用目的に合ったツールを選定しましょう。
たとえば、「アプリ開発したい」「Webサイト制作したい」「業務効率化に役立てたい」など、それぞれの目的ごとに最適なツールは異なります。
まずは自社の目的を明確にして、開発に必要な機能が備わっているか、理想のサイトやほしい機能が追加できるかを見極めましょう。
予算に適しているか
ノーコードツールは、月額もしくは年単位で費用が発生します。ノーコード開発を委託する場合、さらに運用に費用がかかるケースもあるでしょう。
あらかじめ社内で予算について話し合い、決定した予算内でツールを選定するのがベターです。コンテンツ制作や外注費など、運用においてトータルでかかるコストを加味した上で選びましょう。
無料で利用できるものもありますが、本格的に運用するには費用がかかるのが一般的です。まずは無料期間のあるツールを利用して、後から有料ツールを導入するのもよいでしょう。
サポート体制は充実しているか
Webサイトを制作するにあたって、社内だけでは解決できない不具合や疑問が生じる可能性も想定できます。そのようなときに、サポート体制が充実しているツールや会社を選んでおくと安心です。
また海外製のツールであれば、日本語でのサポートに対応しているかも確認しておきましょう。チャットですぐに質問できるかなど、サポート内容を比較するのをおすすめします。
社内システムと連携できるか
業務効率化システムを開発する場合はとくに、既存の社内システムと連携できるかをチェックしておきましょう。
ツールによって連携できるサービス・できないサービスは異なるため、後から「業務に必須なシステムと連携できなかった」となってしまっては逆に効率が悪くなってしまう可能性が考えられます。
あらかじめ連携させたいシステムをリストアップして、対応できるかを確認しましょう。
【比較】おすすめのノーコード開発ツール32選
ノーコードツールは利用目的に合わせて選ぶのが一般的です。
当記事では、「アプリ開発」「Webサイト制作」「ECサイト構築」「業務効率化」の4つの目的別に、おすすめのツールを紹介します。
・アプリ開発に適したノーコード開発ツール
・Webサイト制作に適したノーコードツール
・ECサイト構築に適したノーコードツール
・業務効率化に役立つノーコードツール
アプリ開発に適したノーコード開発ツール
ここでは、アプリ開発に適したノーコードツールを10つ紹介します。
Bubble

Bubbleは、高度なWebアプリを開発できるノーコードツールです。世界的に最も人気があるツールの1つで、利用ユーザーは200万人を超えます。
弊社でも、Bubbleを用いた開発を多く行なっています。
Webアプリやスマホアプリ・Webサイト・ECサイトの開発に対応しており、とくにWebアプリ開発に適した機能が豊富に備わっていることが特徴です。
ノーコードツールの中でもカスタマイズ性や拡張性が高いですが、操作が難しく上級者向けであることを頭に入れておきましょう。
Bubbleでどんなサービスが作れるのか、弊社の開発事例をぜひご覧ください。
■ Bubble開発事例はこちら
https://www.c3reve.co.jp/bubble
Adalo

Adaloは、モバイル用のWebアプリやネイティブアプリの制作に特化したノーコード開発ツールです。
初心者でも扱いやすい操作性が特徴で、テンプレートも豊富に用意されているので、ドラッグ&ドロップで誰でも簡単にシステムを構築できます。
ただし、モバイル用アプリのみ対応しているので、PC用アプリは開発できません。プログラミングの知識や経験が浅い方や、モバイル用アプリを開発したい方におすすめです。
Adaloでどんなサービスが作れるのか、こちらも合わせてご覧ください。
■ Adalo開発事例はこちら
https://www.c3reve.co.jp/adalo
FlutterFlow

FlutterFlowはGoogleが開発したローコードツールで、スマホアプリの開発に特化しています。FlutterFlowには、Bubbleのように簡単にプラグインを追加する機能がまだないため、デフォルトで連携できるサービスが限られています。(Stripe(決済機能)や、RevenueCat(アプリ内課金機能)、GoogleAnalytics(アクセス解析ツール)AdMob(アプリ内広告)GitHub(ソースコードのバージョン管理)など。)
ノーコード・ローコードツールでは新しい方で、すでに注目されつつあるツールです。
Glide

Glideは、モバイルアプリ開発に特化したノーコードツールです。
データベースをGoogleスプレッドシートで管理でき、スプレッドシートやExcelなどの表計算ツールに慣れている方は、より使いやすく感じられます。
無料版と有料版では豊富なテンプレートが用意されているため、完成後のデザインをイメージしやすいでしょう。
データ容量や機能に違いがあるものの、無料プランからスタートすることができます。
AppPublisher

AppPublisherは、アプリの開発から運用までできるノーコードツールです。
パッケージ導入によりカスタマイズが豊富です。ECやPOS、CRMなどのさまざまなデータとの連携もできます。
またEngage Crosとの連携することで、LINE・メール・SNSのDMなど通じた配信や分析が可能です。複数のサービスと連携でかかるコストを削減しながら、コミュニケーションの効率化にもつながるでしょう。
他にも、ポイントやスタンプ、会員証、カタログ、チュートリアル、バーコードなど、さまざまな機能が使えます。ビジネスで役立つような機能が十分にそろっているので、アプリを通じてショップを構えたい方におすすめです。
導入料金は、初期費用+月額30万円〜です。
Forguncy

Forguncyは、1つのブラウザでアプリ開発や運用ができるノーコードツールです。
このツールは、エクセルと同じ感覚で利用できます。ピボットテーブル、単票繰り返し表示、処理の自動実行、レポート機能などが使えます。
またOracle DatabaseやMicrosoft SQL Serverなど、外部のデータベースと接続が可能です。
運用まで1つの画面上で管理できるので、運用するためのツールを別に導入する手間がかかりません。
導入料金は、開発の場合が189,200円、運用の場合が594,000円〜です。運用プランを取り入れる場合、接続数に応じて追加料金が発生するケースがあります。
Thunkable

Thunkableは、モバイルアプリの開発に特化したノーコードツールです。
このツールを活用することで、プッシュ通知やセンサー、位置情報、カメラ、Bluetooth、オフライン機能など、さまざまな機能をアプリに搭載できます。
また英語表記となっていますが、自動翻訳で十分に理解しながら操作が可能です。
導入料金は、月額13ドル〜です。無料プランも扱っているので、まずプロトタイプから制作しようと考えている方にも適しているでしょう。
Platio

Platioは、低コストで利用できるアプリ開発に特化したノーコードツールです。
アプリ開発にかかる登録費用やサーバー費用などは、必要ありません。
また100種類以上のテンプレートから選べ、種類は店舗視察アプリや建設作業報告、車両位置管理など豊富です。
導入料金は、月額2万円〜です。30日間のトライアル期間が設けられています。
AppSheet

AppSheetは、さまざまなデータソースからモバイルアプリを構築できるノーコードツールです。
データベースとして活用できるサービスは、GoogleスプレッドシートやExcel、Cloud SQL、Salesforceなどさまざまです。
また2023年3月時点では、テンプレートを無償で提供しているキャンペーンが実施されています。
導入料金は、月額5ドル〜です。テンプレートは1つ10万円、導入支援カスタマイズは10万円〜で利用できます。
Voiceflow

Voiceflowは、音声アプリを開発できるノーコードツールです。
このツールで開発できるアプリは、AmazonのAlexaやGoogleアシスタントに対応させることができます。
またSlackやWhatsApp、Microsoft Teamsなどのさまざまなサービスと連携が可能です。
導入費用は、0円〜です。有料プランは月額40ドル〜で、企業が導入する場合はカスタム料金となります。
Amazon Honeycode

Amazon Honeycodeは、ビジネス向けのアプリ開発に特化したノーコードツールです。
Amazonが提供しているサービスなので、安全性二重している方におすすめです。
また開発したアプリでは、チームメンバーごとにタスクを振り分けたり、メールを自動返信したりできます。
導入料金は、有料プランの場合月額19.99ドル〜です。
Webサイト制作に適したノーコードツール
ここでは、Webサイトに適したノーコードツールを8つ紹介します。
Wix ADI

Wix ADIは、AIが自動で本格的なHPを作成してくれるノーコードツールです。
最初に簡単な設定を行うだけで、非常にクオリティの高いWebサイトを作ってくれるため、「HPを簡単に作成したい」という方に向いています。
自分で編集したりブログを更新したりする作業も難しくなく、幅広い用途で利用できるでしょう。
STUDIO

STUDIOは、オンライン上でWebサイトを制作できるサービスです。ハイクオリティなテンプレートが豊富に用意されているので、初心者でも使いやすくなっています。
豊富な写真やアイコン素材が用意されており、0からオリジナルデザインを作ることも可能です。また無料・有料にかかわらず広告表示がありません。
また完全日本語対応しており、YouTubeにて日本語で学べる点が特徴です。作業中に疑問や不具合が生じた場合も、すぐにチャットで対応してもらえます。
Webflow

Webflowは、高度なサイトをデザインできるWebサイト制作サービスです。LP・ECサイト・コーポレートサイト・メディアサイト・ブログなど、幅広いWebサイト制作に適しています。
デザイン性の高いテンプレートが豊富に用意されており、レスポンシブデザインやアニメーションによる動きのあるページも作成可能です。
他のツールに比べて機能の拡張性が高いほか、コードをエクスポートすることもできます。そのため、大枠はWebflowで作成し、細かな部分はコードを書き加えるという使い方もできるでしょう。
ペライチ

ペライチは、テンプレートを選んでお好みのレイアウトにするだけでWebサイトを開発できるノーコードツールです。
プログラミングの知識がなくても、簡単な操作でスマホ対応のWebサイトを作成できます。フォームや決済、予約、メルマガ配信、予約システムなど、ビジネスに必要な機能の利用が可能です。
フォームの種類は、問い合わせフォームや資料請求フォームなどがあります。他にもSNSと連携できる機能もあるので、Web上だけではなくSNSを通して情報発信ができます。
またオンライン決済は、手数料は売上の3.5%〜です。業界最低水準ともいわれており、全体的なコスト削減にもつながるでしょう。
導入料金は、月額1,465円〜です。無料プランもありますが、有料プランにすることで広告の表示が消せます。さらに有料プランの場合、30日間無料で利用が可能です。
ferret One

ferret Oneは、1,000社以上の導入実績のあるノーコードツールです。
BtoBマーケティング向けのWebサイトを作成できます。施策が進まない方や、BtoBマーケティングの知識がない方におすすめです。
またツールは、パワーポイント感覚で直感的に利用できます。メール配信やセミナー施策、ホワイトペーパー施策、HOTリード通知機能など、便利な機能がそろっています。
導入料金は、初期費用が10万円、月額費用が10万円〜です。
WordPress

WordPressは、無料でハイクオリティのWebサイトを制作できるノーコードツールです。
現在あるWebサイトの半分近くがWordPressを利用しており、無料テーマから有料テーマまでさまざまな種類のテーマから選べます。
またプラグインをインストールすることで、自分に必要な機能やSEO対策などを取り入れたりできます。
無料で利用できるプラグインの種類は、55,000個以上です。
sheet2site

sheet2siteは、GoogleスプレッドシートのみでWebサイトを制作できるノーコードツールです。
コード記入をせずに、写真やテキスト、フィルター、リンクなどを備えたWebサイトを制作できるので、デザインにこだわりのある方に適しています。
またすでにカスタムサイトなどでWebサイトを制作している場合でも、簡単にこのツールに乗り換えることができます。
導入料金は、月額29ドル〜です。
簡単LP広告作成ツール

簡単LP広告作成ツールは、5分ほどで本格的なランディングページを制作できるノーコードツールです。
このツールで制作できるランディングページは、メルマガ配信やSNS配信に特化しています。
また問い合わせや申し込み、アンケートなどさまざまな内容のページの制作が可能です。
導入料金は、月額費用・初期費用ともに無料です。1通70文字あたり8.19円で利用できます。
ECサイト構築に適したノーコードツール
ここでは、ネットショップ構築に適したノーコードツールを4つ紹介します。
Shopify

Shopifyは、高度なECサイトを構築できるノーコードツールです。ECプラットフォームとしては世界で最もシェア率が高く、全体のWebサイトのうち3%はShopifyで作られています。
拡張性の高さが特徴で、100種類以上の無料テーマからデザインを自由に選ぶことができ、コードを書き加えることでさらにデザイン性が高いECサイトを作成可能です。
SEO施策・配送指定・商品レビュー機能などの拡張機能も利用できるほか、日本語専任サポートもあるため、初心者でも十分に活用できるでしょう。
BASE

BASEは、小〜中規模のネットショップ・ECサイト構築に向いているノーコード開発ツールです。
決済ごとに手数料が3%+40と3%がかかるシステムになっており、初期費用や固定費用がかかりません。そのため、初期投資の金銭的なリスクを回避してネットショップを開発できます。
レビュー機能やクーポン発行、送料のオプションなどさまざまな機能を搭載しており、各種SNSとの連携販売もできます。
Clipkit for EC

Clipkit for ECは、ECサイトとメディアを一体化した「コマースメディア」を構築できるノーコードツールです。
ShopfiyのAPIを連携できるため、Shopify内で登録した商品のカードボタン・価格・詳細・在庫の有無などを簡単に埋め込みできます。
LPを無制限で作成できるほか、レスポンシブ対応の記事ページを無制限で作れる点も魅力です。
SpreadSimple

SpreadSimpleは、GoogleスプレッドシートをWebサイトに変えられるノーコードツールです。
Googleスプレッドシートの機能を活用することで、在庫、価格、注文の管理が可能です。数式や共同編集、チャット、などの多くの機能をサポートします。
他にも、フィルタリング、検索、並べ替え、フォームを介したリードコレクション、配送料を割引するサービス、SEOなどの機能があります。スプレッドシートを変更するだけで、Webサイトも自動的に変更されるので、更新の手間もかかりません。
また商品ごとに専用ページを設けることができ、30以上の言語に対応しています。実際にSpreadSimpleでWebサイトを作成した企業の中には、3,000,000ドルの収益を得たところもあります。
導入料金は、月額13ドル/Webサイトごとです。
業務効率化に役立つノーコードツール:データベース
ここからは、業務効率化に役立つノーコードツールを9つ紹介します。
Notion

Notionは、ドキュメント作成・データベースの管理・Web制作・スケジュール作成など業務必須な機能を網羅したノーコードツールです。
直感的に操作できる機能が多く、Webサイトのようなページを簡単に作成でき、取引先や外部との情報共有としても非常に使いやすくなっています。
またコードの埋め込み機能も実装されており、外部サービスとの連携も可能です。共同編集やデバイス間を動機することで、パソコンやスマホの機種を問わず使用できます。
Airtable

Airtableは、クラウド型のデータベースを構築できるノーコードツールです。
ExcelやGoogleスプレッドシートを簡単にデータベース化できるため、表計算ツールを使用できる方であれば、直感的に操作できます。
API連携によってさまざまなツールとの連携もでき、Airtableにはない機能を拡張することで、さらに便利に利用することも可能です。
ASTERIA Warp Core
ASTERIA Warp Coreは、ASTERIA Warpの基本機能を絞ることで、さらに簡単に操作できます。
Excelの集計処理や請求書の作成、CRMとの連携などあらゆる業務を自動化可能。また自社の利用目的に合わせて、名刺管理システムや経費精算システム、LINEやTwitterなどの連携なども充実しています。
テンプレートを参考にドラッグ&ドロップさせる「フローデザイナー」機能を用いて連携させるため、初心者でもシンプルな操作感で利用できるでしょう。
monday.com

monday.comは、世界中で152,000以上、国内で500以上の企業での導入実績があるノーコードツールです。
さまざまな作業工程やプロセス、ツール、ファイルを1つのツール内で共有できるので、チームワークもスムーズになるでしょう。
さらにダッシュボードを使うことで、進捗やタイムライン、予算を追跡管理できます。
導入料金は、月額900円〜です。無料プランも扱っており、最大3ボードまで・200以上のテンプレート・チームメンバー2名までの機能性が備わっています。
Zapier

Zapierは、5,000以上のアプリを自動化できるノーコードツールです。
顧客のメールの管理や、メールの添付ファイルのGoogleドライブへの保存などの機能が備わっています。特に問い合わせ件数が多い企業に適しているでしょう。
またGoogleフォームとの連携もでき、新しい回答からTrelloカードを作成することも可能です。Google関連のサービス自体とても便利ですが、Zapier通じて自動化することでより効率的に作業ができるでしょう。
導入料金は、月額2,722円〜です。
UMWELT

UMWELTは、Excelデータと連携してCSVをAI化できるノーコードツールです。
このツールではデータを自動処理でき、解析まで自動化できる仕組みを取り入れられます。
また商品やサービスを扱っている企業では在庫整理、大勢のスタッフが在籍している企業ではシフト作成の自動化など、企業のスタイルに合わせた活用方法があります。
導入料金は、設けるサービス内容によって異なり、気になる方は問い合わせましょう。
楽々Webデータベース

楽々Webデータベースは、現在使っているExcelのデータを使って業務効率化を図れるノーコードツールです。
このツールでは、ファイルが行方不明になったり、コピペなしで自動集計したりできるようになります。
また日報業務やプロジェクト管理、棚卸表の管理、企業経営などのノウハウ管理など、さまざまな部門で活用が可能です。
導入料金は、月額500円/ユーザー〜です。
Anyflow

Anyflowは、さまざまなサービスと連携することで業務効率化を図れるノーコードツールです。
このツールでは、オンライン商談が完了した後にカレンダーに予定が自動的に記録されたり、タスク漏れをSlackに自動的に通知されたりと、ビジネスで役立つ使い方ができます。
またメールアドレスとパスワードの他、Googleアカウントでログインが可能です。
Onboarding

Onboardingは、各ユーザーに最適なガイドを表示できるノーコードツールです。
このツールを活用することで、ユーザーからの問い合わせ対応などの工数を軽減できるので、結果的に業務の効率化につながるでしょう。
またユーザーごとのガイド利用率やログイン頻度、機能活用状況なども確認できるので、導入後の分析も行いたい場合に適しています。
おすすめのノーコード開発ツール31選の比較表|用途別

本記事で紹介した35選のツールについて、料金と特徴を表にまとめました。
アプリ開発
ここでは、アプリ開発に適したノーコードツールの比較表を紹介します。
ツール名 | 料金 | 特徴 |
Bubble | Free:無料 Personal:月額25ドル〜 | Webアプリ・スマホアプリ・Webサイト・ECサイトに対応 |
Adalo | Free:無料 Pro:月額50ドル Business Plan:月額200ドル | モバイル用のWebアプリやネイティブアプリの制作に特化 |
Flutter Flow | Free:無料 Standard:月額30ドル Pro:月額70ドル | スマホアプリの開発に特化。Googleアナリティクスが連携できる。 |
Glide | パーソナルアプリ:無料 基本的なアプリ:月額12ドル プロアプリ:月額32ドル | Googleスプレッドシートで管理できる |
AppPublisher | 初期費用+月額30万円〜 | ポイントやスタンプ、会員証、カタログなどのビジネスで役立つ機能が満載 |
Forguncy | 開発:189,200円 運用:594,000円〜 | 運用まで1つの画面上で管理が可能 |
Thunkable | Free:無料 Starter:月額13ドル〜 Pro:月額38ドル〜 | プッシュ通知やセンサー、位置情報、カメラ、Bluetooth、オフライン機能などを設けられる |
Platio | Standard:月額20,000円 Premium:月額90,000円 Enterprise:月額200,000円 | 100種類以上のテンプレートを扱っている |
AppSheet | Starter:月額5ドル Core:月額10ドル Enterprise Standard:要問合せ Enterprise Plus:要問合せ | Googleスプレッドシートでアプリ開発できる |
Voiceflow | Starter:無料 Team:月額40ドル Enterprise:要問合せ | AmazonのAlexaやGoogleアシスタントとの対応が可能 |
Amazon Honeycode | BASIC:無料 PLUS:月額19.99ドル PRO:月額29.99ドル | Amazonが提供している |
Webサイト制作
ここでは、Webサイトの制作に適したノーコードツールの比較表を紹介します。
ツール名 | 料金 | 特徴 |
Wix ADI | 無料プラン:無料 ベーシック:月額900円 アドバンス:月額1,500円 VIP:月額2,700円 ビジネス:月額1,800円 ビジネスプラス:月額2,700円 ビジネスVIP:月額3,800円 | AIが自動で本格的なHPを作成してくれる |
STUDIO | Free:無料 Starter:月額980円 CMS:月額1,980円 Business:月額4,980円 | 豊富な画像やアイコン素材がそろっている |
Webflow | アカウントプラン:無料~月額35ドル サイトプラン:月額12ドル〜月額36ドル Eコマースプラン:月額29ドル〜月額212ドル | レスポンシブデザインやアニメーションによる動きのあるページを作成できる |
ペライチ | スタート:無料 ライト:月額1,465円 レギュラー:月額2,950円 ビジネス:月額3,940円 ビジネス+:月額6,910円 | テンプレートを選んで好みに合わせてレイアウトを変えるだけでWebサイトを作成できる |
ferret One | 初期費用10万円+月額10万円〜 | BtoBマーケティング向けのWebサイトの作成が可能 |
WordPress | 無料 | 55,000個以上のプラグインを利用できる |
sheet2site | BASIC:月額29ドル〜 PREMIUM:月額49ドル〜 ENTERPRISE:月額349ドル〜 | 他のカスタムサイトからの乗り換えが簡単 |
簡単LP広告作成ツール | 1通70文字あたり8.19円 | 最短5分で本格的なLPを制作できる |
ECサイト構築
ここでは、ECサイト構築に適したノーコードツールの比較表を紹介します。
ツール名 | 料金 | 特徴 |
Shopify | ベーシック:月額25ドル スタンダード:月額69ドル プレミアム:月額299ドル | SEO施策・配送指定・商品レビュー機能などの拡張機能を利用できる |
BASE | スタンダードプラン:無料 グロースプラン:月額5,980円 | レビュー機能やクーポン発行、送料のオプションなどさまざまな機能を搭載 |
Clipkit for EC | スタンダードプラン:初期費用5.5万円+月額6.6万円 プロフェッショナルプラン:要見積もり | ECサイトとメディアを一体化したコマースメディアを構築できる |
SpreadSimple | 無料プラン:無料 プロ:月額13ドル | Googleスプレッドシートの機能を活用して在庫、価格、注文の管理が可能 |
業務効率化:データベース
ここでは、業務効率化に適したノーコードツールの比較表を紹介します。
ツール名 | 料金 | 特徴 |
Notion | フリー:無料 プラス:月額8ドル ビジネス:月額15ドル エンタープライズ:要見積もり | 取引先や外部と情報を共有しやすい |
Airtable | 無料プラン:無料 プラス:月額10ドル プロ:月額20ドル 企業:要見積もり | ExcelやGoogleスプレッドシートを簡単にデータベース化できる |
ASTERIA Warp Core | ASTERIA Warp Core:月額3万円 ASTERIA Warp Core +:月額6万円 ASTERIA Warp Standard:要見積もり ASTERIA Warp Enterprise:要見積もり | 名刺管理システムや経費精算システム、LINEやTwitterなどの連携機能がある |
個人:無料 ベーシック:月額900円 スタンダード:月額1,100円 プロ:月額1,800円 エンタープライズ:要見積もり | ダッシュボードを使って進捗やタイムライン、予算を追跡管理できる | |
Zapier | 無料プラン:無料 スターター:月額2,722円 プロ:月額6,672円 チーム:月額54,326円 会社:月額108,789円 | 5,000以上のアプリを自動化できる |
UMWELT | 要問合せ | データ処理から分析まで自動化できる |
楽々Webデータベース | スタンダードプラン:月額500円〜 スターターパック:月額10,000円 | さまざまな部門に対応できる |
Anyflow | 要問合せ | Googleアカウントでログインできる |
Onboarding | 要問合せ | ユーザーごとのガイド利用率やログイン頻度、機能活用状況を確認できる |
以下の資料では、システム開発の際におすすめのノーコード開発ツールをご紹介しています。資料の内容は以下です。
ノーコードの基礎知識の紹介
ノーコードの開発ツール名/利用料金/サイトURL
開発したいアプリに応じたおすすめのツール紹介
「ノーコードツールが多くてどれがいいかわからない」「ツール別の特徴を一目で確認したい」という方は、ぜひご確認ください
ノーコード開発ツールを利用するときの注意点

ノーコード開発ツールを利用するときは、以下の点に注意しましょう。
大規模な開発には不向きなケースがある
プラットフォームに依存しやすい
プログラミング知識が必要な場合がある
ここではそれぞれの注意点を解説します。
大規模な開発には不向きなケースがある
ノーコードによる開発は、あらかじめツールに搭載されている機能しか実装できません。そのため、大規模かつ複雑なシステムは開発できないケースがあります。
さらにプログラミングに慣れている方にとっては、拡張性や自由度に不満を感じるかもしれません。しかし最近ではノーコードツールも進化しているため、よほど難しい開発でない限りは十分活用できるでしょう。
どうしても高度な機能を実装したい場合は、ノーコードで対応できない範囲を「ローコード開発」で対応することも可能です。
関連記事:「ローコードのメリット・デメリットは?開発前の注意点やおすすめのツールを紹介」
プラットフォームに依存しやすい
ノーコード開発は、利用するツールに依存しやすい特徴があります。
たとえば、ツールの提供元がサービス終了した場合は、再度別のツールでシステム構築を行わなければなりません。さらに、ツールの利用料を値上げした場合、その分コストが増加します。
またセキュリティ対策もツールに依存するため、信頼できるツールや開発会社を選定して、情報漏洩などのリスクを回避することが重要です。
プログラミング知識が必要な場合がある
ノーコード開発は、「誰でも簡単に開発できる」と言われがちですが、開発したいシステムの規模や難易度によっては、プログラミング言語の知識や技術が必要です。
またBubbleなどのツールは、カスタマイズ性が高く高度なWebアプリを開発できる分、非エンジニアが0から開発しようとするのは難しいでしょう。
ノーコード開発は、自社の人材だけで開発する方法もありますが、ノーコード開発会社に依頼して開発を委託することも可能です。
従来のフルスクラッチによる開発は莫大な費用がかかります。そのため、「コストを抑えて開発したい」という場合に、ノーコード開発を選択するのがおすすめです。
関連記事:「ノーコードを受託開発するメリットは?おすすめの受託開発会社8社や受託先の選び方」
ノーコード開発ツールの比較まとめ
ノーコード開発ツールを選定するときは、自社の目的や課題を明確にした上で、求める機能を実装できるかを十分にチェックしましょう。
ノーコードは、「フルスクラッチ開発より費用を抑えたい」「MVPやプロトタイプ開発をしたい」と考えている方におすすめの開発手法です。
シースリーレーヴ株式会社「ノーコード部」では、アプリ開発やWebサービスなどのノーコード開発を低コスト・ハイスピードかつ、ハイクオリティで提供しています。
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技術スタッフがご相談させて頂きます!
ノーコードに関するお役立ち資料もございますのでぜひご参照ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!