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ノーコードのセキュリティは安全?ツール内の対策やセキュリティにおける注意点を解説

更新日:2023年12月7日

ノーコードはセキュリティが弱いと言われることがあります。ノーコードで開発したシステムで情報漏洩が起きた事例もあり、ノーコード開発の活用に懸念を抱いている方も少なくないでしょう。


当記事では、ノーコードのセキュリティが弱いと言われる理由や、ノーコードツールで提供されているセキュリティ対策、活用における注意点について解説します。


ノーコード開発の導入を検討している方や、セキュリティに不安を感じる方は、ぜひ参考にしてください。


ノーコードのセキュリティは弱くない

ノーコードのセキュリティは弱くない

ノーコード開発は「セキュリティが心配」と考えている方もいるのではないでしょうか。


実際のところ、ノーコード開発でのセキュリティは決して弱くありません。


基本的に、世界で多く利用されているノーコードツールは、セキュリティについて厳しくチェックされています。むしろ0からコードを書く場合、セキュリティ体制を万全にするためには、さまざまな知識や対策が必要です。


そのため、一般的なエンジニアが0からコードで開発するのに比べて、ノーコード開発のほうがセキュリティが高くなることもあります。


以下の資料では、ノーコード開発ツールによるアプリケーションの開発事例の詳細をお伝えしています。

  • ノーコードの基礎知識の紹介

  • ノーコードの開発事例10選

弊社シースリーレーヴの開発事例も含めてご紹介しています。今後ノーコードでの開発をご検討中の方はぜひご参考ください。


ローコード/ノーコード開発のセキュリティ対策

ノーコードツール「Bubble」のセキュリティ対策例


ノーコードツールの中でも代表格と言われる「Bubble」では、セキュリティ専用ページが公開されています。


Bubbleでは、以下のようなセキュリティ対策が行われています。

  • ​AWS上で、多くの認定に準拠して構築されている

  • 多くのコードテストや脆弱性テストを行っている

  • いつでも特定の地点までデータ変更のリカバリに対応

  • AES-256暗号化を使用して保管中のデータを暗号化

  • ユーザー定義のプライバシールールによって保護


このように、Bubbleノーコードツールとしてセキュリティ対策にかなり力を入れていることが分かります。


また他の代表的なツールも同じように、安心して利用できると考えていいでしょう。


ノーコードのセキュリティが弱いと言われる理由


なぜ、「ノーコードはセキュリティが弱い」と言われているのでしょうか。


その原因はおもに以下の2つです。


  • コードを書いていないから

  • 情報漏洩が起きた事例があるから


ここでは、それぞれの理由を解説します。


コードを書いていないから


「コードを書いていない=セキュリティが弱い」と認識されることがありますが、決してそうではありません。


反対に、コードで書かれているからと言って安全というわけではないのです。


0から開発する方法では、セキュリティ体制を万全にするために優秀なエンジニアによる開発が必要になります。


一方でノーコード開発であれば、ツール側に強固なセキュリティが組まれているため、一定のセキュリティレベルが保たれているといえるのです。


過去に情報漏洩が起きた事例があるから


2021年8月、Microsoftが提供するノーコードツール「PowerApp」で開発されたアプリで、個人情報の漏洩が起きたと発表されました。


このようなニュースを見ると、セキュリティが弱いという認識が広まるのも当然のことです。


しかし、ノーコードで開発されたアプリから情報漏洩が起きる原因のほとんどは、開発者のリテラシーに問題があります。


代表的なツールではセキュリティ対策がしっかり行われており、ツール自体にさまざまな設定項目が存在します。


そのため、開発者が十分に対策していれば、情報漏洩が起こることはほとんどないといえるでしょう。


ノーコードツールが提供するセキュリティ対策

ノーコードツールが提供するセキュリティ対策

社内でノーコード開発を活用する場合は、ノーコードツールのセキュリティについて理解しておく必要があります。


一般的に情報セキュリティで必要とされる「機密性」「完全性」「可用性」の観点で、ノーコードツールが提供するセキュリティ対策を紹介します。


認証機能


ノーコードツールで扱う情報には、社内やクライアントの機密情報や、ユーザーの個人情報などが含まれています。


このような機密情報を漏洩や改ざんから守るためには、システムにログインするユーザーの認証機能が必要です。


一般的にはメールアドレスとパスワードでユーザー認証をする方法があり、パスワードポリシーの設定が重要になります。


パスワードポリシーは、パスワードで使える文字や桁数の条件のことで、「〇〇文字以上」「大文字と記号を含めた英数字」などと設定可能です。


2段階認証


通常通りのログインだけでなく、さらに安心してユーザー認証を行うために、2段階認証を活用するケースも多く見られます。


2段階認証は、メールアドレスとパスワードを入力したうえで、別アプリでログイン認証やセキュリティコードを入力することで、不正アクセスを防ぐ方法です。


先ほど紹介したBubbleでは、2段階認証に対応しており、「Google認証システム」や「Authy」を活用することができます。


サードパーティー認証


ユーザー認証時に、Google・Office365・DropBoxなどの信頼性が高いプロバイドを介してサードパーティー認証を行うこともできます。


ノーコードツール「Appsheet」では、以下の外部プロバイダーからの認証が可能です。


  • Google

  • Office365

  • Smartsheet

  • DropBox

  • Bpx

  • Saledforce


サードパーティー認証を組み合わせることで、より高度な認証ができるでしょう。


ドメインによる認証


ノーコードツールには、ドメインによる認証管理機能があります。


システム内のドメイン許可リストに、社内で運用するドメインを登録することで、社内が管理するメードアドレスでしかアクセスできないよう設定する仕組みです。


データアクセス制御


システムにログインしたユーザーが勝手にデータを更新したり、削除されたりする事態を防ぐには、ユーザーごとのデータアクセス制御が必要です。


データアクセス制御によって、ユーザーごとに表示されるデータの範囲や追加、更新、削除などアクセスできる範囲を制限できます。


ノーコードツールでは、システムに登録したユーザーごとに「アドミンユーザー」と「一般ユーザー」で権限を付与することができます。


アドミンユーザーは、すべてのデータへのアクセス権限を持っており、アプリ管理や運営側が保有するユーザー権限です。


一般ユーザーは、アドミンユーザーが指定した範囲内のデータしか表示されず、データの新規登録、更新、削除に制限がかけられます。


データ暗号化


外部から情報を読み取られないためには、システムとサーバー間で行われる通信内容を暗号化しなければなりません。


ノーコードツールは、セキュリティプロトコルを活用し、データを暗号化することでデータを保護しています。


ユーザーがデータの追加や変更をシステムで行った場合、暗号化プロトコルを可視いてデータベースに送信されるため、通信内容を外部から読み取ることが難しくなるのです。


データを暗号化することで、データの盗聴や改ざん、なりすましを防ぎ、データの完全性を担保することができます。


各種ログ管理


ノーコードツールでは、管理画面からユーザーのログイン状況やデータの編集、閲覧履歴など、システムの利用状況を把握できます。


操作履歴を管理することで、不正なデータ操作や記録改ざんの防止につながるでしょう。万が一不正操作があった場合でも、ログから原因を追究することができます。


各種ログを収集・管理しておくことで、誰がいつ何をしたかが分かり、安全にシステムを運用することが可能です。


誰でもわかる!ノーコードとローコード

ノーコードのセキュリティ対策においてチェックすべき点

ノーコードのセキュリティ対策においてチェックすべき点

ノーコードを活用する前に、セキュリティについて注意しておくべき点があります。


  • 保管データの重要度

  • セキュリティ規格

  • 現場のリテラシー


ここでは、それぞれの注意点について解説します。


保管データの重要度


ノーコード開発を行う際は、利用範囲と保管されるデータの重要度をしっかり確認してくことが大切です。


システムの活用範囲はどうか、どのようなデータを保管するのかによって、システムに求めるセキュリティ対策は異なるためです。


すべてのシステムに厳格なセキュリティ対策が必要というよりは、システム内容によって施すべき対策が変わってきます。


ノーコードツールを選ぶ際は、利用範囲とデータに対してセキュリティ対策が用意されているか確認しましょう。


セキュリティ規格


ノーコードツールのセキュリティ対策を確認したら、運営企業がセキュリティ規格を取得しているかを確認しましょう。


開発したシステムのセキュリティはツールに依存するため、十分なセキュリティ対策を施していない場合は、情報漏洩などのリスクを負うことになります。


情報セキュリティに関する代表的な国際規格は、以下の通りです。


  • ISO27001

  • FedRamp

  • IRAP

  • SOC1

  • SOC2


セキュリティ規格を取得することで、機密性の高いセキュリティ対策を行っている判断材料となるでしょう。


現場のリテラシー


ノーコード開発は、導入段階から運用や現場での使い方をあらかじめ決めておくことが重要です。


たとえば、個人情報や決済情報を扱うケースと、現場において製品の発注や生産数を管理するケースとでは、情報漏洩のリスクが変わってきます。


ノーコードで開発したアプリは、現場の人員が活用することも多く、IT部門などに比べてセキュリティを意識していない可能性もあるでしょう。


そのためさまざまなリスクを回避するためには、事業部門や現場の人員のリテラシーを高める必要があります。


以下の資料では、ノーコード開発ツールによるアプリケーションの開発事例の詳細をお伝えしています。

  • ノーコードの基礎知識の紹介

  • ノーコードの開発事例10選

弊社シースリーレーヴの開発事例も含めてご紹介しています。今後ノーコードでの開発をご検討中の方はぜひご参考ください。


ノーコード開発ツールによるアプリケーション開発事例集

ノーコード開発のセキュリティは開発者に依存する


ノーコードに限らずシステム開発は、開発者のセキュリティ対策が重要です。


開発者がセキュリティ対策を万全に施していれば、情報漏洩が発生することはほとんどありません。


セキュリティに関する知識不足が、情報漏洩やセキュリティリスクの原因となります。


まとめ


ノーコード開発のセキュリティが弱いと言われているのは、ツールに原因があるのではなく、開発者のセキュリティに関する知識不足が原因であることがほとんどです。


ノーコードに限らず、システム開発では、ツールや開発者の選定が重要となります。ノーコード開発を外注する場合は、必ず信頼性の高い会社に依頼しましょう。


シースリーレーヴは、代表的なノーコードツール「Bubble」の正規代理店として認定されています。ノーコード・ローコードにおける受託開発を検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。


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